日経225先物講座 第2回 日経225先物のどこがいいの?(前編:株との比較)
2008 / 04 / 05 ( Sat ) 僕は現物株取引→信用株取引→FX(外国為替証拠金取引)→日経225先物を渡り歩きましたが、現時点では日経225先物が最も優れていると考えています。
先物というと、一般的に危険というイメージがありますが、株の方が危険だと僕は考えています。 その理由は、日経225先物は損失が出ることは当然ありますが、ゼロになるということはありません。一方、株は最悪の場合、会社が倒産するとゼロになってしまいます。これは極端ですが、突然、予想外の下方修正が発表され、ストップ安の連続で、売るに売れない状況が発生し、大損害を被る危険性があります。また、株の場合は仕手筋などの思惑によって株価を操作することも可能であり、個人投資家は飛んで火に入る夏の虫となることもあります。 日経225先物の場合、大量の資金があったとしても、市場規模が大きいため、多少は操作することができたとしても、株のように急上昇・急降下させるようなことは不可能です。また、取引量が多い・ストップ安(ストップ高)ということが発生しない(※)ため、株のように売るに売れない(買うに買えない)という状況は発生しません。 (※ 日経225先物にも値幅制限はありますが、現実的にはそれを超えることはありえない値幅です) 日経225先物は株のようにゼロにならない、操作されない、いつでも売買ができる、という点で株よりも優れていると考えています。 日経225先物の特徴として次の2点が挙げられます。 1.「買い」からでも「売り」からでも取引ができる。 現物株取引では「買い」→「売り」しかできません。従って、株価の下落局面において、これから株を買おうと思っている人は底値と思われる株価になるまで待つしかありません。 信用株取引では、「空売り」で「売り」から入ることはできますが、空売りができる銘柄は貸借銘柄のみとなります。また、大量の空売りが発生すると逆日歩(「ぎゃくひぶ」と読む、利息のようなもの)がつくこともあり、買いよりも不利と言えます。また、買いの場合は株価がゼロになっても損失は限定されますが、空売りの場合、株価の上昇は無限であるため、損失は限定できません。実際、ストップ高が連続した場合には莫大な損失を被ることがあります。 日経225先物では、「買い」からでも「売り」からでも取引ができます。どちらから取引を始めても同一条件です。日経225先物の上場局面では「買い」、下落局面では「売り」の取引を行えば良いので、現物株のように「待つ」必要はありません。また、「売り」から取引を始めても、日経225先物ではストップ高ということは現実的には発生しえないので、空売りのように莫大な損失を抱えることなく、損失を食い止めることができます。 2.レバレッジが高い レバレッジを直訳すると「てこ」という意味です。てこを使うと、小さい力で大きな物を持ち上げることができます。 これを金融業界では、少ない資金で大きな取引ができることを意味します。 例えば、100万円の資金があるとします。 現物株取引では、100万円分の株しか買えませんので、レバレッジは1倍です。 信用株取引では、約300万円分の株が買えますので、レバレッジは3倍です。 それに対して、日経225先物では1枚(日経225先物の単位は「枚」と呼びます、日経225先物は1枚から買えます)の日経225先物を買うことができます。日経225先物の1枚は日経平均株価の1000倍ですので、現時点では約1300万円分に相当します。従ってレバレッジは13倍(厳密には証拠金との関係から、もう少し高くなります)となります。 日経225先物は、現物株取引の13倍、信用株取引の4倍以上、のレバレッジがあることになります。 レバレッジは高ければ良い、ということにはなりません。予想が当たった時の利益も大きいですが、予想が外れた時の損失も大きくなります。 レバレッジが高いということは、ハイリスク・ハイリターンということになります。 ちなみに、FX(外国為替証拠金取引)ではFX業者(株でいうところの証券会社に相当する)によってはレバレッジが200倍というところもあるので、それに比べれば日経225先物はレバレッジは低いと言えます。 税金面で株と日経225先物を比較すると、株は平成20年3月31日までは利益に対して10%の課税でしたが、平成20年4月1日以降は20%です。日経225先物は利益に対して20%の課税なので、現時点では同一となります。 なお、現物株には配当や株主優待がありますが、日経225先物には当然ですが配当はありません。 最後に、現物株・信用株と日経225先物の大きな違いは、現物株・信用株は銘柄が非常に多くありますが、日経225先物は1つしかない、ということです。 日経225先物は1つしかないので、それだけに専念すればよく、銘柄選びで悩むことはありません。 銘柄が非常に多い、というのが僕にとっては非常にやっかいで、何を買ったらいいのか、さっぱり分かりませんでした。企業分析をしようとしても、結局は広く浅くなりがちで、分かったと思って取引してみても、実は表面的なことしか分かっていなかったりします。ライブドアなんかが良い例ではないでしょうか。今考えてみても、ライブドアという会社がその当時、なぜあれだけ高い評価をされていたのか分かりません。 自分が勤めている会社でさえ将来の株価を予想できないのに、四季報に載っているくらいの情報しか知らない会社の将来の株価を予想できるはずがない、というのが僕の結論です。 次回は、FX(外国為替証拠金取引)との比較を行います。 ↓1クリックお願いします ![]() |
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