日経225先物講座 第1回 日経225先物って何?
2008 / 04 / 03 ( Thu )
日経225先物という言葉を聞くと、まず先物って何という疑問が浮かぶと思います。
ということで、まず最初に先物について説明します。

先物というのは、現物の対極にあるものです。

現物とは、今買うことができるのもの、値段を指します。例えば、スーパーでキャベツを買おうと思った場合、表示されている値段で買うことができます。

それに対して、先物とは将来に買うことができるもの、値段を指します。例えば、スーパーでキャベツを買おうと思った場合、その時に1ヶ月先のキャベツを表示されている値段で買おうとしても買えません。キャベツの値段は日々変わるものであり、スーパーはその日の値段でその日に売ることを商売としているので、将来の商品をその日の値段で買うことはできません。

しかし、世の中には将来の商品をその日の値段で買うことはできるものがあります。
例えば、原油、ガソリン、小豆、コーヒー豆、ゴム、金などです。これらは、商品の需要と供給の関係や豊作・不作などの関係から価格が暴騰・暴落することがあります。暴騰・暴落のリスクヘッジ(リスクを回避すること)のため、先物市場というのがあり、将来の商品をその日の値段で売ったり、買ったりすることができます。

原油の先物で有名なのはWTI(ウエスト・テキサス・インターミーディエイト)ですが、これはニューヨークマーカンタイル取引所(NYMEX)で取引されています。現在は1バレル当たり100ドル前後で推移しています。
例えば、現時点の原油先物価格が1バレル=100ドルと仮定し、今後原油の価格が上昇すると予想し、将来の値上がりに備え、100ドルで1バレルの原油を買ったとします。ただし、実際に原油の実物を受け取ることができるのは将来のある日になります。将来のある日が到来し、予想通り原油が120ドルに値上がりした場合、原油を安く仕入れたことになり、リスクヘッジできたことになります。

本来、先物はリスクヘッジのために市場が創設されたのですが、投資・投機の市場として捉える人々も出てきました。先物は、将来価格が上がると予想すれば買い、下がると予想すれば売り、の取引行い、商品を受け取る前に、その時点の先物の価格で反対売買(先物を買った場合は売り、売った場合は買い)を行うことにより、その差額が利益・損失になるわけです。

日経225先物も、先物の一つなのですが、これまで述べてきた先物とちょっと異なります。
これまで述べてきた先物は実際の商品があり、それに対する先物だったのですが、日経225先物は実際の商品はありません。日経225というのは、東証1部上場の主要225社の平均株価を日本経済新聞社が公表しているもので、実際の商品ではありません。これを大阪証券取引所が商品と見立てて、先物取引の売買を開始したのが1988年です。日経225先物というのは、言わば仮想商品の先物なのです。このような商品をデリバティブ(金融派生商品)と呼びます。

日経225先物もその他の先物と同じように、将来価格が上がると予想すれば買い、下がると予想すれば売り、の取引行い、ある時点で反対売買を行い、その差額が利益・損失になります。

以上が日経225先物の概要ですが、お分かりいただけましたでしょうか。
次回からは、日経225先物の詳細を解説していきます。

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2008 / 04 / 03 ( Thu ) 17 : 21 : 08 | 日経225先物講座 | コメント(0) | page top↑
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